Records and remembrance

the report of Masaaki Monden 門田匡陽氏関連の情報を集めています。※非公式

2024-03-23: 門田匡陽 Instagram Live | 文字起こし

情報

2024-03-23: 門田匡陽 Instagram Liveトーク部分について、アーカイブより、一部編集の上文字起こし。

本文

あー、ごめんごめん、ちょっと遅れてしまった。

(演奏:fructose)
(演奏:調律するかの様に (Over The Rainbow))

どうもありがとう。門田匡陽です。今日もインスタライブを始めようと思っているんだけど、『fructose』という曲と『調律するかの様に』っていう曲を久しぶりに弾きました。今日はね、どうせならばツアーでやらなそうな曲をやろうかなと思って、この2曲を、まずやらないだろうなと思ってやってみたんだけど。またね、実はちょっと8時45分くらいから練習してて、練習してたら、いつの間にか9時になってて、ごめんなさい、ちょっと遅れちゃって。という感じなんだけど。『fructose』はね、久しぶりってこともないんだけど、あんまり普段歌ってないから、やっぱり歌詞間違えちゃった、1番と2番のサビが。1番のサビが2番のサビで、2番のサビもそのまま2番のサビで歌うざるを得なくなってしまった、流れ的に。

とまあ、そんな感じなんだけど、今日もね、みんなからの質問も来ているんだけど。そうそう、この間インスタライブ先週やった後に、UKPラジオの放送があって。その時にちょっと、下北沢の、僕らがBURGER NUDSをやり始めて、下北沢に出たライブをし始めたぐらいの時のね、話をちょっとしたんだけれども。それのね、なんか、そういう質問がちょっと来てるんで。

「門田さん、こんばんは。先週のインスタライブで、『Blowing kisses』が聞けたのがすごく嬉しかったです。ありがとうございます。またUKPラジオも聞きました。昔の貴重な話が聞けて、めちゃくちゃテンションが上がりました。質問になるのですが、BURGER NUDSを始め、BUMP OF CHICKENART-SCHOOLストレイテナーなど、名だたるバンドがたくさんいたと思いますが、当時のシーンでは、やはりお互いライバル的な意識はあったのでしょうか?また当時はバチバチで、不仲で、今でこそ仲良くできているような方たちもいるのでしょうか?お答えできる範囲で良いので、教えていただきたいです。」

っていう質問が来てるんだけど、全然これを答えできる範囲なんだけど、余裕で。これね、今ちょっとこれ読みながら、あ、そうだなって思うことが一つあって。基本的に、今のバンドシーンの若いバンドマンの子たちは、すごく横のつながりとか重要だと思っているのね。みんなすごく仲良いバンド多いし。それで、そういう風土っていうか、そういう感じになっていると思うんだけど。少なくとも、俺たちが、あれなんかすごいノイズが…。ちょっと待ってね。(調整する)少なくとも…ちょっとごめん、マイクが聞き取りにくいかもしれない。少なくとも、俺たちが20代後半から20代にかけて、下北沢とかでライブをやり始めた頃は、他のバンドと仲良くするの、あんまりね、みんなしてなかった気がする。俺たちだけじゃなくて。で、でもやっぱ、今ここに名前が出ている、バンプとかアートとかストレイテナーとか、あとはシロップとかACIDMANとか、そういう人たち。俺たちBURGER NUDSからしてみたらみんなちょっと先輩なんだけど、そういう人たちって、みんなね、仲悪くなかったんですよ。仲悪く…こっちが仲悪く接するにはそれなりの理由があるから、なんかそういう人たちは、みんななんかいなくなってる気がする、途中で。なんで、今名前が上がった人たちは、俺はみんな仲良かったんじゃないかなって思うよ、うん。ただ、やっぱ若いから、今よりも絶対に人間性は尖ってたじゃない?絶対に。それはも俺に関わらずみんなそうだと思うんだけど、社交性とかそういうのもおそらく今よりも全然なかっただろうから。うん、そうだね、仲良しっていう感じではないかもしれないよ。挨拶はするけれど、たまに飲んだりもするかもしれないけれど、じゃあなんかつるんで遊ぶか、つったらあんまそういうのはないんじゃないかなって気がする。BUMPはでもすごい仲良かったな。でも俺たちが下北沢でライブやるようになった時には、もうBUMPは全然オーバーグラウンドなところにいたからね。そうだね。当時の下北のシーンっていうのはちょっとわかんない。俺たちよりもちょっと先にいたから。そう、それでね、だからなんか、仲良くやるのもすごくいいんだけれども、適度なライバル心みたいなのは絶対に必要だよね、みんな。あのバンドには負けたくないなみたいな。あのバンドがなんかこう、ライブで自分らの前にやって、すげえ良いライブやったらば、もっと良いライブやってやろうっていうような気持ちになって、やるのがまあ、普通なんじゃないかなと思うけど。仲が悪いバンドはいたけどね。楽屋で喧嘩そうになったりとか、まあ俺はないけど、そういうのもちょこちょこ見てはきました。そういうのはね、半分楽しんだりしていたけれど。次の質問に行こうかな。

「最近読んでいる漫画がありましたら知りたいです。また、Pure作成にあたってインスピレーションをくれた漫画もありましたら。」

これね、ちょっとこの質問に答えるのに、もう一つ質問に答えられるなと思って、もう一つ読みます。どこ行ったっけな。

「『City Pop』のタイトルの意味を教えてください。ジャンルとしてのシティポップへの皮肉でしょうか。」

という質問が来てるんだけど、まず「City Pop」っていうタイトルは、別にジャンルとしてのシティポップに対する皮肉ってことはそんなにないんだけど、シティポップって言われてる音楽って、俺聞いてて、あんまりシティ感を感じないんだよね。どちらかっつうとタウン感を感じるというか、郊外のことを歌ってないかみたいなさ。聞いてる時に見える景色がちょっと郊外っぽいっていうか、あんまりシティ感ないよなっていうのもすごくあって。俺は逆に郊外の景色を全然知らないから、言うたらば全部シティポップなんじゃない?俺の曲は(笑)っていう気持ちはちょっとある。でも、どちらかというとシティポップのシティっていう部分よりか、ポップっていう部分が、俺はすごく歌いたくて、というか。ポップってなんだろうって、みんな考えたりする?すごく軽いものだとか、キッチュなものだみたいなイメージがあると思うのね。舌触りがいい、耳触りがいい。でも俺ポップって結構怖い言葉だなっていうふうに思ってて。それで今の漫画の質問に答える形で、最近岡崎京子さんの漫画も一回読み直してて。『pink』とか、『ジオラマボーイ・パノラマガール』とかね。これね、すごくね、俺の考えるポップっていう言葉の嫌さについて、言及しているというか。中毒性とかっていう意味でのポップっていうものに、すごい依存性とか中毒性とかっていうことを、すごく漫画で表現されてるなっていうふうに思ってて。そうだね、City Pop作っているときは、このジオラマボーイ・パノラマガールみたいな、景色が頭の中にあったかもしれない。で、その他の漫画っていう意味で言ったらば、当たり前に結構漫画好きです。漫画っていうか、これ漫画って言っていいのかな?『クシー君の発明(鴨沢祐仁著)』とか、これは僕が大好きな漫画なんだけど、漫画って言ってもいいよね、こういう。もう亡くなった、お酒で体を壊して無くなったって聞いたけれど、鴨沢さんっていうめちゃくちゃ絵のきれいな方の描いている漫画です。イラストレーターだったのかな?詳しく分かんないんだけど。あとは、普通にアメコミも好きで、『マーベルズ Marvels(カート・ビュシークアレックス・ロス著)』とか。これもね、すごく絵がフルカラーでめちゃくちゃ色がきれいなんですよ。マーベルズとか…あと、パンド・デシネだね。『アンカル L'incal(メビウス著、完訳版を紹介)』。これはあの、メビウスっていう、大友さんとか、松本太夫さんとかに影響を与えた、フランスの漫画家、パンドデシネのフランスの漫画家の人のやつなんだけれども。これね、すごく話が難しくて、何回も読んでもわけがわからない。一回ね、ちゃんと向き合ってじっくりと読んでみたいなと思っているんだけど、なかなかその機会がなくてね。重いし。よく読んでるあいだに寝ちゃうっていうやつですね。あと、普通に『ハンター×ハンター』だね。ハンター×ハンター大好き。全巻持ってる。『ブラックサッド (フアン・ディアス・カナレス/フアンホ・ガルニド著)』。これもね、どっかの国の、どこの国の人なんだろう?ちょっとわかんないけど(註:著者はスペイン人)、フルカラーの絵のきれいな漫画です。猫の探偵の話、好きそうでしょ?

っていうような感じで、漫画…いわゆる、なんかね、今日本で普通にやっている連載中の漫画は、あんまり追えてなくて、ハンター×ハンターぐらいなのかな。ただ、岡崎京子さんの漫画とか、一回みんなも読んでみると面白いかもしれないよ。では、次の質問に行こう。

「『過呼吸』がPureに入っていて嬉しいです。ギターの音が大好きです。」

ありがとうございます。えーと、あとは、これも、これも同じか。

「Pure製作時に新しく導入した機材などあれば教えてください。」

っていう質問が来てるんだけど。えーとね、あの、過呼吸のギターの音とかすげー歪んでるじゃん?で、まぁあれ、当たり前なんだけど歪みのエフェクターを使ってて、ファズとかディストーションとかっていう、ごっつく歪むエフェクターを使ってはいるんだけど。要は、ずっとこの、バーガーの頃から使っているSGっていうギターなんだけど、こいつがね、やっぱりあの、アホみたいに歪むんですよ音が。で、なんかこの、ピックアップっていうここの部分、このギターの弦の振動を拾う、ここのマイクの部分なんだけど、これがなんかその、パフ(PAF)っていうなんか、昔の、本当に昔のギブソンっていうメーカーのね、あの、これギブソンっていうメーカーのギターなんだけど、に乗っかっているハムバッカーっていう、まぁそのマイクで、パフっていうやつなんだけど。要はこれがね、ものすごくね、音の粒子を荒くするんだよね。だから、あの、同じようなセッティングにしても、このギターみたいに、「バーッ」っていう、なんか盛り上がりのある歪みは出なくて。で、なんか、BURGER NUDSの頃からずーっとこれ使ってて、みんな結構聴いてくれていると思うんだけど、このギターの音。要はその、Pureで言ったらば、えっと、まぁ、過呼吸はまさにそうだし、『彼女は、もう』もそうだし、『(con)crete』の中間の部分とか、バーッてなっている部分。とにかくギターの音が歪んで、バーッてなっている部分っていうのが、もうね、あのエフェクターとかじゃなくて、こいつのギターの特性なんですよ。こいつをバーッて、バーッとやると、あぁなるっていうね、魔法のギターなんです。で、これがあるから、本当にそのエフェクターとか、俺全然持ってなくて。別に歪みの、ギタリストって歪みのエフェクターをいっぱい持っているんだけど、俺2個しか持ってないんで、いつも。あ、3個はある、3個かな?うん、ぐらいしか持ってなくて。あの、別にそんな必要じゃないんですよね。もうみんな、人によっては10個、20個持っているのが当たり前だと思うんだけど。なんか、機材とか楽器そのものに、もうあんまり興味がないっていうか。だからその、Pureの制作に関しても、なんか、新しい機材を導入して、何かをやったっていうのは全くなくて。どちらかといえば、原点回帰っていうか。まあ、バーガーの頃から使っているギターを、SGをメインに、もう一回アルバムを作るっていう気持ちがすごく強くて。だからPureはほとんどこのSGっていうギターを使っています。うん。本当にね、多分、一箇所ぐらいしか他のギターを使っていないと思う。ずっとこのSGだったと思う。とにかくPureは、音をね、歪ませたかったんだよね、ギターの音を。

っていう感じで、えーとね、そう。今日はね、ちょっとあの、ある曲のファンアートをネットで見かけたんで、その曲をやろうかなと思っています。わかるかな?

(演奏:双子座のミステリー、 孤児のシンパシー (GPS))

どうもありがとう。『双子座のミステリー、 孤児のシンパシー』でした。Dark & Darkはね…Poet-type.Mの時に出した4部作Dark & Darkの、今の曲は秋盤に入っているんだけれども、Dark & Darkはね、個人的にすごく好きなプロジェクトだったんですよ。Poet-type.Mはね、個人的にすごくWhite White WhiteとDark & Dark、最初の2つがすごく気に入ってて。White White Whiteもね、なんかこの間久しぶりに聴いたらすごくいいなと思って。友達から「WWWすごくいいな」って、LINEが来て、「笑笑笑すごくいいな」って何のことだろうって、最初は全然わけが分からなくて。なんで笑ってんだろうなって思ってたんだけど。あ、そっかWhite White Whiteかと思って。久しぶりに聴いたらね、White White White、すごくよかったです。

んーと、あれ?これはどうだろう。

「門田さんのお宅の猫は誤食ありますか?我が家の猫の誤食は酷いです。ダンボールや食品トイレに始まり、寒用植物、下着など思いもよらぬものを…」…あれ?これあれ?これ去年の質問だな。ごめんごめん、これ去年の質問だ。去年もインスタライブやってて、その時に来てる質問だ、これ。…「寒用植物、下着など思いもよらないものを食べるので、対策を思いつきません。なるべく家の中を自由に遊ばせてあげたいのですが、何か良い解決策をご存知でしたら教えてください。」

多分もう誤食してないよね(笑)。ごめんごめん。うちの猫も誤食すごくするよ。えっとね、AppleiPhone買った時に付いてくるイヤホン、多分もう4本くらい食べちゃってんじゃないかな?大丈夫大丈夫、ほっとけばいいよ。食べたいんだから食べさせてあげなよ。「ダンボール、食品トレイ」うん、ダンボールもよくかじってるし、食品トレイ、寒用植物もよく食べる。下着は食べないのかな?いいよ、ほっとけばいいよ。大丈夫大丈夫。うちの猫はね、4匹いるけど、それぞれみんなカーテン食べたり、ダンボール食べたり、イヤホン食べたり、いろいろしてるけどね。ほっといてます。健康だよ、みんな。

えっと…「門田さんこんばんは。最近アルバムやライブなど、たくさんの活動をしてくれていることがとても嬉しいです。KISSのライブ、東京は行く予定ですが、関西のライブも行こうか、ちょっと悩み中です。遠征未経験なので…。話は変わりますが、質問させてください。以前、ポエトの活動中、スタッフブログでたくさんのデモ曲ができていると書いていた気がします。バーガーの最後のライブの時も、10曲くらい新曲ができているとMCでおっしゃっていた気がします。そういった、まだ公開してない曲というのはどのくらいあって、今後どうするのかなど、何かご予定はありますか?もし特に予定がないのならば、YouTubeにデモバージョンなどをアップしていただけたら嬉しいです。」

うーんとね、バーガー用の曲もかなりあるし、Good Dog Happy Men用の曲もかなりあるんですよ。自分の名義でやる曲は、今回Pureで収録されてしまったのであまりなくて、バーガーとグッドに関しては、これバーガーだな、これグッドだなというのがすごくあって。今回、Pureに入っている『すたーてぃんぐおーばぁー』とかすごいグッドっぽいと思うんだけれども、ああいうグッドっぽい曲みたいなのがGood Dog Happy Men用のもあるんですよね。ただそのバーガーもグッドも、別に今やってないから、もしもそれを今デモとして公開してしまったらば、ちょっとね、じゃあいざやるときに困っちゃうから、その辺は考えている最中なんだよね。ただバーガーは、先週も言ったけれども、今年中には何かしらの活動をしたいなとは思っている。グッドはね、まあ無理だね。グッドはもう、ニラがほとんどベース弾いてないだろうから。ニラの楽器は俺が預かっているからね、だって(笑)。なので、でも何かしらの形で絶対にバーガーもグッドもやりたいなと思っているし、他のメンバーはね、大地とか武瑠とかはすごくやりたいねって言ってるから。まあなかなか難しいよ。これ逆にみんなに聞きたいんだけどさ、バンドが継続するのが不透明な段階でライブをやるのってどう思う?特にさ、例えばグッドとかが、1年に1回みんなで集まりました、イェーイって言ってライブをやる、それはありなのかなとかさ。バーガーがなんかこう、メンバー揃ってなくてサポートがいるんだけれども、BURGER NUDSやりますみたいなさ、そういうのってさ、みんなどうなんだろうなとかって。俺は1ファンとして考えて、海外の何かのバンドがメンバーがずっといないんだけれどもサポートでやってますとかっていうのは、基本的に俺は嬉しいんだけど。それとか、そうだな、例えばポリスとかね、何年も前になるけれど、オリジナルメンバーで日本に来てライブをやってくれましたとか。そういうのはすごく、素直に俺は嬉しい人間なんで、BURGER NUDSでやります、Good Dog Happy Menでやりますっていうのが無邪気に、みんなを傷つけないかなとかっていうのを、ちょっとね、結構毎日ずっと考えたりしてる、暇な時は。

ちょっとそれに関してはみんなの意見も…みんなメッセージしてくれてんだね。「グッドは1年1回でもいいので、キネマクラブで」とか「私は嬉しいです。1年に1回でもいいので、年一でもグッドやってくれれば」「メンバーさん」…なんでこれ(撮影しているスマホを)横にしちゃったんだろうな、すげー字が読みにくいわ。「バーガーもグッドもライブを見てみたいですが、メンバーの皆さんの事情もあると思うので」…みんなありがとう、貴重な意見を本当に嬉しいよ。ちょっと来週武瑠と会うから、いろいろ考えてみる。タケルはね、バーガーにもいるし、グッドにもいるからね、一番こうなんか、相談するとリアルというか。「バーガーずっと聞いていましたが、ライブは見れていないので、ぜひ待ってます。門田祭りもGDHMも見たいです。」うん、どうもありがとう。嬉しいよ。そうかそうか。「武瑠さんと一緒に配信してくれるの待ってます」ああ、武瑠ね。あいつ、どうなんだろうね。「新しい曲を出し続けるのであればOKだと思います。」あ、これそうかもしれないね。確かにそうか。確かに。そうだね、「グッドをやりました、新しい曲ないです・やらないです。懐かしいですね。」っていうのは寒いよね。バーガーもそうだけど。「BURGER NUDSやります。マルジュンが行方不明なので、武瑠と2人でやりました、でも昔の曲しかやってないです」は寒いよね。確かに確かに。「その1回は楽しみに、…しばらくは生き延びれるので」余韻で、か。「余韻でしばらくは生き延びれるので」か。

「門田さんに憧れているSGデラックスを探してますが、全然見つからないですね。すごいかっこいい」…あ、これね。そうそう。SGデラックスっていうギターなんですよ。何が違うのかというと、普通のSGは、このピックガードっていうのが、このスモールピックガード。これ小さいんだけれども、これピックが当たってボディが傷つかないように付いてるんだけど、これがね、ちょっと小さいよね。普通のSGよりも。で、このビグスビーっていう、音をウィンウィンウィンっていう風に、な効果があるパーツが付いてて、というのがこのSGデラックスってやつで。これは人気がなさすぎて、2年しか作られなかったの。そう、えっと、71年と72年なのかな。その2年にしか作られてないギターで、おそらくだから数がすごく少なくて、人気もない。人気もない上に数が少ないから、結構貴重で。これ多分、日本にあんまりもう今ないんじゃないかなと思って。俺も探してるんだけど。そうだね「71年、72年だった気がします」。そうだね。これは71年製なんだよ。高校卒業して、お茶の水の楽器屋さんで、18万円ぐらいで売ってて、あの、18歳だったから買ってしまおうと思って、あの、買ったの。で、すいませんっつって、楽器屋に行って、「18万円…18万円、もうちょっとこれ安くならないですかね」って、結局ね、あの、18歳で18万円の買い物をするっていうふうなことに意味があったはずなのに、俺はそこで謎の握りを発生させて、16万円は税にしてもらったの(笑)。っていうね、中途半端なエピソードがあるんですよ。ずーっとね、でもこいつは、ずっと使ってて、かっこいいよね。でもまあ、なんか、ボロボロだったから、いろんな部分もうオリジナルじゃないんだけどね。ピックアップぐらいですよ、さっきの。

えーと、そうだね、みんな本当にいろいろコメントもしてくれてありがとう、なんかすげえ、えっと、「今は見つけても40万円くらいしますね」。そうなの?売ろうかな?(笑)うそうそ。そんなことしたら怒られてしまう。売らない、売らない。えっとね、そうだね、みんながコメントしてくれてすごく嬉しいよ。こういうのがインスタライブのやり方なのかもしれないね。えっと、他の質問に答えてみようか。

「門田さん、こんばんは。アルバムとっても良かったです。アルバムタイトルがPureですが、White White WhiteにもPureを感じていて、似ているような感じをしました。門田さんにとってのPureとはどういう意味を持っていますか?教えてください。」

今回のPureっていうアルバム…これね、もう一つ質問があって、「Pureっていうアルバムのタイトルにした理由を教えてください」みたいなのがあって。これ、せっかくだから答えると、Pureっていう、今回タイトルにした意味は2つあって。まず1つは、BURGER NUDSであり、Good Dog Happy Menであり、Poet-type.Mであり、門田匡陽であるっていう状況なわけだから、自分がすごく好きな音楽に立ち返ってやってみようっていうのがあって。1曲1曲でそういう風にして、テーマはあったの。このジャンルのこういう曲を作ろうみたいなのがあって。例えば分かりやすく言うと、『過呼吸』と『彼女は、もう』、1曲目と2曲目なんだけど、これね、シューゲイザーとかっていうジャンルの音楽があったとして…かなり微妙な危ないジャンルの話なんだけど、過呼吸は今っぽいシュゲイザーをやろうとして、2020年代のシュゲイザーをやろうとしてて。で、その2曲目の『彼女は、もう』は僕らが大好きだった90年代っぽいシュゲイザーをやろうとしてやってるのね。そういう違いがあったりとかして、全ての曲が自分が好きな音楽、自分が好きで影響を受けたって言われてる音楽のエッセンスを全部やろう、それがPureな門田匡陽なんじゃないかっていうのが、一つ音楽的なテーマとしてのPure。だからGood Dog Happy Menっぽいのもあるし、そうだね、『(con)crete』とかはバーガーっぽくもあるし。新しいことをやりたいとかっていう気持ちは全くなくて、新しいこととかラディカルなことをやりたいっていう気持ちは全くなくて、俺の根っこ、俺の一番素直な部分を音楽で、音楽的に素直な部分っていうのを表現したいなっていうのがあったの。だから意欲、革新的なものではなくて、逆に言ったらオリジンに近いっていうか、門田匡陽はこれで出来てますみたいな、そういったものを作ろうと思ってPureにしたんだけれども。あともう一つは、これ最後までPureにしようか、「純粋・孤高・無敵」にしようか迷ったんだよね。WWW、White White Whiteも、White White Whiteっていうタイトルの意味って、「清く・正しく・美しく」だったの。CDのどこかの部分に小さく書いてると思うんだけど、清く・正しく・美しくって。White White Whiteっていう言葉の意味は、実はそういう意味で、あんまり言ったことなかったんだっけな、これ。Pureは、最後まで「純粋・孤高・無敵」と迷った。何も話した通り、人間って結構余計なものをまとって、どんどんどんどん無敵じゃなくなっていく気がするんだよね。じゃあ、Pureな自分って、実は純粋で孤高で無敵なんじゃないかっていうような、一行で言うと、そんな感じ。これは本当、もう少し文章かなんかにしようかな。どうしたらわかりやすいかな。そう。「Pureであるあなたは、純粋で孤高で無敵でしょ」ってこと、もう、一言で言うと。それは俺だけじゃなくて、絶対にみんなそうなはずなんだよ。君は一人で無敵だからね。それをね、毎回言葉を変えて表現しているわけなんだけど、今回はそれがPureだったんだよね。もう一つ質問を読もう。

「ニューアルバムの感想です。ライブやYouTubeで知ってた曲が聴けて嬉しい。『彼女は、もう』の音が格好良すぎる。歌詞カードを見て聞き間違いの多さに気づく楽しみ。「すたーてぃんぐおーばぁー』の歌詞と曲のギャップすごい。からの『例え話』への流れはやばすぎる。『慈しみだけで頷くから』のベースが好きすぎる。全体を通して不思議と暖かくて軽い気持ちになれる。Pure聴いてると未来が楽しみになります。門田さんの曲はいつも私にとって良い意味で理解できないけれど、だから心惹かれるし聴き続けているんです、きっと。どうぞこの先も退屈させないでくださいね。」

すごい嬉しいなこれ。ありがとう。慈しみだけでのベース、本当に良いよね。結構ここ何年かで一番自分でいいベースの演奏ができたなと思っている。マサくん、『National anthem』でベースを弾いてくれてるマサくんも、アルバム通して慈しみだけでのベースが本当に最高でしたって言ってくれてて、すごいよね。もう一回みんな後で慈しみ聴いてみて。ベースめちゃくちゃいいから。そうだね。「門田さんの曲はいつも私にとって良い意味で理解できないけれど、だから心惹かれるし聴き続けているんです」ってのがめちゃくちゃ嬉しいな。そうそう俺は理解してっていうよりかは、分かるでしょ?と思って音楽やってるから。君はきっと、それを感じ取ってくれてるんだと思う。

そうだね、久しぶりに…よし、じゃあもう一曲やるか。これはどうだろう?これはツアーでもやるかもしれないな。どうなんだろう?やらないかもな。

(演奏:タネリ)

どうもありがとう。というわけで、今日も楽しい夜をありがとうございました。そうだね、来週はちょっと土曜日がリハーサルがあって、おそらく土曜日は難しい気がしてて、ちょっと違う日にやりますね。それか、違う、ちょっとみんなが楽しめるコンテンツを考えて、何かやるかもしれない。ちょっと来週のことは来週アナウンスということで、せっかくだからもう一曲やろう。さっきグッドの話もしたから、ちょっとグッドの曲やりたくなっちゃった。

(演奏:(can you feel?)〜Most beautiful in the world〜)

どうもありがとうございました。おやすみ。ありがとう。またね、みんなありがとう。パチパチパチパチ。

(書き起こし終了)