Records and remembrance

the report of Masaaki Monden 門田匡陽氏関連の情報を集めています。※非公式

Good Dog Happy Men - the GOLDENBELLCITY

基本情報

  • リリース: 2007年11月28日
  • 形態: CD (トールサイズ仕様 (DVDケースサイズ))
  • 発売元: tearbridge production
  • 品番: TBCD-1981
  • 流通方法: 一般CD販売店
  • 定価: 2,800円 (税別)

収録曲

タイトル後記載の数字については下記参照。

  1. ANDANTINO -museの楽団- 【1959】
    • 『ANDANTINO』…音楽用語で、「アンダンテ(歩くような速さ)より少し早く」=BPM 90を指す。これは楽曲のBPMと合致している。
    • 『ジュゼッペ』『ケロン』…どちらもイタリアの人名。「ケロン」は、内田が同名のキャラクターをイラストで描いていたことがある。
    • muse』…ギリシャ神話における、文芸(文学と芸術)の女神たちの名前。(wikipedia:ムーサ)
  2. 勇敢な指揮者~大行進【1920】
    • Written and Composed by Masaaki Monden & Takeru Uchida
    • メドレー形式で2曲が連続して演奏される。
    • GDHMで内田がリードボーカルを取る楽曲でCDに収録されたのは、この「大行進」と、「Pretty little horses」の2番、デモCD-R収録の「ないよなにも」のみ。
    • 「大行進」は2005年11月ごろからライブで演奏されていた。
  3. Apple star storyS【2007】
    • 2006年7月ごろからライブで演奏されていた。
  4. Groria Streetから愛を込めて#3 -嬉しくて哀しい事-【1981】
    • このアルバムから唯一ミュージックビデオが制作されている。
  5. Judgement;【1970】
    • 2005年11月ごろからライブで演奏されていた。
    • (4:00)「In excelsis Deo, Groria」
      • 聖歌で使われるフレーズの一部 (荒野の果てに - Wikipediaなどが有名)。訳は「いと高き処、神に栄光あれ」。中間部前半のコーラスについては歌詞不明 (おそらく門田の創作)
  6. そして列車は行く【1998】
    • 冒頭の歌詞
    • ライブでは冒頭のハンドクラップ部が「一番最高の笑顔で」以降の中間部に挿入され演奏される。また、Creedence Clearwater Revival "Proud Mary" のサビ「Rolling, rolling, rolling on the river」が引用されることもある。
    • 蒼穹』…青空。
    • 『forget me not』…ワスレナグサの英語名。友愛や誠実の象徴。その名のとおり「僕を忘れないで」という意味を含んでいると思われる。(wikipedia:ワスレナグサ)
  7. ♥のJUNKY【2007】
  8. B D H M【1975】
    • 『BDHM』… "Bad Drug Happy Men" と歌われている。
    • 『BD買っちゃった』… "Bad Drug" と歌われている。
  9. VIVACE -TiTs-【1940】
    • VIVACE』…音楽用語で、「活発に (アレグロより速く)」=BPM 170程度を指す。これは楽曲のBPMと合致している。
    • 『Tits』…おっぱい。
  10. 鍛冶屋 花火師 ピエロ【1950】
    • 2005年11月ごろからライブで演奏されていた。
  11. 廃墟の子供達 -黒い羊水-【1990】
    • 『ルイ』…門田の飼い猫「ルイジ」がモデルらしい。
  12. 記憶と記録【2000】
    • 「微笑とメロディー」のリアレンジ曲。
  13. Jewel Box【1973】
  14. 黄金の鐘【1980】
    • 初期バージョン(デモCD-Rバージョンや3 Way Spirit収録バージョン)とは大きくアレンジ・歌詞が異なる。
    • GDHMとして一番最初に作られた曲。
    • 冒頭で今までの楽曲の一部が引用される。*3
    • (6:56)門田のコーラス「~世界だ 愛を込めて この場所から 愛を込めて」
  15. 今、万感の想いを込めて【20XX】
    • 当初、アルバムの最初か最後どちらの曲順にするか悩んだが、「Most beautiful in the world」とのつながりを加味し最終曲となったとのこと。*4

クレジット

[4人] = 上記4名

# Vocal Gt. Ba. Drums Cho. その他
#1 門田 門田 韮沢(Contrabass) Recorder 門田, Piano 韮沢, Melodeon & Bass Drum 内田, Metronome 伊藤, Rhodes Piano 白砂瞳 *5
#2 *6 [4人] 門田 韮沢(Electric) Hand Cymbal & Bass Drum 内田, Snare Drum 伊藤
#2 *7 内田 門田 韮沢(Acoustic) 伊藤 [4人] Junk Perc. & Washboard*8 内田
#3 門田 門田 韮沢(Electric) 内田(L), 伊藤(R) [4人]
#4 門田 門田 韮沢(Acoustic) 内田(L), 伊藤(R) [4人] Kazoo 内田, Perc. 伊藤
#5 門田 門田 韮沢(Electric) 内田(L), 伊藤(R) [4人]
#6 門田 門田 韮沢(Electric) 内田(L), 伊藤(R) [4人] Tambourine 伊藤
#7 門田 門田 韮沢(Electric) 内田(L), 伊藤(R) 韮沢, 内田, 伊藤
#8 門田 門田 韮沢(Acoustic) 内田(L), 伊藤(R) [4人] Coin drop 内田, gikogiko 韮沢, zippo 門田, Cheers! [4人] *9
#9 門田 門田 韮沢(Contrabass) 内田(L), 伊藤(R) 門田 Melodion 門田, Junk Perc. 内田, kachikachi Perc. 伊藤, Metronome 白砂
#10 門田 門田 韮沢(Electric) 内田 Perc. 伊藤
#11 門田 門田 韮沢(Acoustic) 内田(小太鼓=ミニドラム) [4人] 箱(カホン) 伊藤
#12 門田 門田 韮沢(Electric) 内田 [4人] Grockenspiel 内田, Conga 伊藤
#13 門田 門田 韮沢(Electric) 内田, 伊藤 門田
#14 門田 門田 韮沢(Electric) 内田(L), 伊藤(R) [4人] Bass Drum 内田, Conga 伊藤
#15 門田 門田 門田
役割 名前
Produced by Good Dog Happy Men
All Songs Written and Composed by Masaaki Monden
All Songs Arranged by Good Dog Happy Men
Recorded, Mixed and Mastered by Yasuo Matsumoto {松本靖雄}
Assistant engineered by Yasuhiko Miyasaka {宮坂保彦} (Hitokuchizaka Studio)
Mastered by Ichiro Tanaka {田中一郎} (VICTOR STUDIO)
Recorded and Mixed at HITOKUCHIZAKA STUDIO {一口坂スタジオ}
Mixed and Mastered at ZeeQ STUDIO {原文「ZeaQ」}
Mastered at VICTOR STUDIO
Artwork Designed by Tomohiro Yoshii {吉井智広}
Original Artwork Painted by Takeru Uchida
Artist Management and A&R by Hitomi Shirasuna {白砂瞳} (tearbridge production)
Chief A&R by Takeshi Shimizu {清水武史} (tearbridge production)
Head of A&R by Hiroaki Ito {伊東宏晃} (tearbridge production)
- and All tearbridge production Staff
Special Thanks to Residents of the GOLDENBELLCITY, Our Friends, families, everyone and you!

{}内は筆者注

インタビュー

その他

  • the GOLDENBELLCITYシリーズ3作目。
  • このアルバムから「Groria Streetから愛を込めて#3 -嬉しくて哀しい事-」のMVが制作された。
  • 発売にあたり、公式サイトに「STORY 11」が公開された。
  • CDトレイ下に、トラックリストと4桁の数字が記載されている(上記トラックリストに転載)が、これは楽曲の年代設定を示している。*10
  • GOLDENBELLCITY3部作は連続した8ヶ月間(2007年1月~9月)の中で録音と作曲を繰り返して制作された。また、全編アナログ機材を用いて録音された。3部作全体で23曲が発表されたが、収録されたのは作曲した楽曲の半分程度らしい。レコーディングについてエンジニアの松本が自身のブログで言及している *11
  • ep1、ep2、本作には連動キャンペーンの応募券が封入されており、当選者にはTシャツが贈られた。

*1:「プールの帰り道を走る自転車とか」→BN「エコー」、「紫の太陽」→BN「タネリ」GDHM「B D H M」、「錆びた指輪」→BN「指輪」

*2:少なくともこのサイトで掲載しているライブ情報には演奏記録がない

*3:「?」「ANDANTINO -museの楽団-」「大行進」「廃墟の子供達 -黒い羊水-」「そして列車は行く」「B D H M」「Groria Streetから愛を込めて#2」「#1」「♥のJUNKY」「?」「Nightmare's Beginning」「Twice Birds' Singing」以下楽曲開始。

*4:「物語が一つの始まるを伝える」=「Most~」の始まりを暗示している?

*5:マネージャー。クレジット後半及び関連人物参照。

*6:勇敢な指揮者

*7:大行進

*8:wikipedia:en:Washboard (musical instrument)。当時のアコースティックイベントなどでよく内田が使用していた。

*9:以上、中間部の喧騒のSEパート割り。

*10:本作では録音環境も設定された年代当時の方法を再現しており、例えば最も古い1920年(勇敢な指揮者~大行進)の設定では、マイク1本のみを使った同時演奏を収録するため、音量が小さい順にマイクから離れていく(マイク→ボーカル→ギター→ベース→…)、というような録音となった。

*11:松本のブログより該当箇所を引用: 私は今回サウンドプロデューサー的な参加をさせていただいたと思っておりますが、その中の一つでは、 全ての曲に時代設定を設けその時代のテープレコーダー(STUDER2inch,1/4inch,1/2inch,8chトラックレコーダー、PROTOOLSなど)、マイク、レコーディング手法を全面的に再現した実に手の込んだ内容になっております。 ある1曲はバンドメンバー4人に縦一列に並んでもらいマイク1本とか、 マイク4本立てて1トラックに録音したりとか....イコールMIXとか、 スタジオの窓全開で、外の音も同録したりとか...その曲はマイク3本位.... あるMIXではコンピューターを使わずマニュアルで行ったりとか.... もちろんマルチレコーディングも行いましたし、PROTOOLSでEDITバリバリの曲もあります。 とにかく思いついた事は全て行ったと言っても過言ではありません。 マスタリングにおいても時代設定を壊す事なくハイファイありローファイありモノラルありでレベル差や音像もかなりバラエティーにとんでいるにも関わらず何ら違和感なく自然に聴ける完璧なマスタリングを行ったと思っております。 今年1月から始まったレコーディングも9月末までに及んだ、自身最長レコーディングとなりました。