Records and remembrance

the report of Masaaki Monden 門田匡陽氏関連の情報を集めています。※非公式

Good Dog Happy Men - The Light

基本情報

収録曲

  1. SHINE A LIGHT
    • 門田が伊藤と韮沢から辞めると伝えられた日に作られた曲。
    • 門田曰く、タイトルに「LIGHT」とつくが、CDタイトルとは関係ない。また「この曲を作ってる時は詞の世界とは全く別に 「Sweet heart of moon』みたいなGDHMらしい曲を作りたいと思ってた」 *1
    • 『SHINE A LIGHT』…光を当てる、照らす。The Rolling StonesThe Apples in Stereoに同名曲がある。
    • シューレス』…シューレース=靴紐
  2. 間違い探し
    • 「間違い探し」のサビ後と 「just my pain」 のサビで同じ「誰か孤独拾って」というフレーズがうわたれているのは、どちらも相互理解のズレをテーマにしているためである。また、「この曲は全然苦労しなかったな。 2秒くらいで出来た」 *2
  3. just my pain
    • 門田曰く、左右のギターアレンジが中間部以外異なるのは、認識のズレを示している。また、アレンジについて「今まであんまりやってきてなかったから」「こういうエイトビートの曲ってGDHMは苦手」。内田も「普段あんまりこういう音楽を聴かなくなってしまっているので」考えすぎて難しかったと語っている。 *3
    • 『Stand by Me』…Ben E. King「Stand by Me」のこと。
  4. All Bet
    • ミュージックビデオが制作されている。
    • 門田はこの曲について、「歌詞を凄く重視し」ていて、「今GDHMが2人で動き始めて、最初の1年目で、 今までGDHMを応援してくれてた人やこれから会う人たちに向けて、言わないといけない事を曲にしようと思ったから」このアルバムのコアになっていると考えている、「選んだ人生の中で夢とか愛とかが重荷になるんだったら、 それは夢や愛じゃ無いんだよ。どんなにそれが重くたって「重荷」 にはならないんじゃないかな」 と語っている。 *4
    • 『God only knows』…神のみぞ知る。
    • 『For Oneself』…曲中では「For Yourself」と歌われている。
  5. Your Song
    • 「Born Again」と同時期にシングル候補で作られた曲だったため、わかりやすさへの意識が強くあり、このアルバムとのズレを考慮して収録を迷っていた *5
    • (2:20) 「On your mark, rise and shine」?
    • 「ゆき」と読む。
    • アルバムの中で最も古い曲で、「Most beautiful in the world」を作った直後くらい(2006年5月ごろ)には既に原型があった。 *6
  6. 慰霊堂清掃奉仕 (Happy Birthday!)
    • 門田曰く90年代初頭のイギリスのギターポップみたいな曲にしようと思った (参考: The Smiths - This Charming Man )。「慰霊堂って死者が眠ってる所なんだよ。そこに17の誕生日に死のうと思ってる女の子が、誕生日を迎えて。生と死の対比になってて、誕生日を迎えるおめでたい日に死ぬのでは無くって、死んでしまっている魂の所に行って、何か一つ良い事をしようよって言うような前向きな曲」 *7
    • 『清掃奉仕』…ボランティアの清掃活動。門田は小学校〜中学生卒業までボーイスカウトに所属しており、実際に蔵前の東京都慰霊堂の清掃奉仕に参加していた。 *8
  7. Mrs. Vertigo
    • ポール・オースターの著作に「ミスター・ヴァーティゴ (Mr.Vertigo)」という小説が存在する。
    • 4人GDHMの時にすでに存在していた曲で、デモ時点で伊藤大地がパーカッションを演奏していたため、改めて演奏を依頼した *9
    • 『Vertigo』…めまい。目まぐるしい。
    • 『オールドファッションラバーボーイ』…Queen「Good Old-Fashioned Lover Boy」という楽曲が存在する。
    • 『Don't be Cruel』...Elvis Presleyの同名曲が存在する。この部分のメロディは同曲をオマージュしている。
    • (0:00~)「Oh, We got something, feel like heaven, Mrs. Vertigo, ready for」?
    • (2:03~)「Lonely, don't we? Big mistake, I don't know why, oh my oh my」?
  8. 飛行記録 (フライトレコード)
    • 門田曰く「「飛行記録 (フライトレコード)」と「パスタ」「ゴスペル」は同じテーマを唄ったもので、言わば「ゴスペル3部作」」。この曲は「第一部」である。また、内容について「二度と会うことが無い関係性なんだって事が分かる。 一生会う機会が、 もう無くなってしまったんだろうね。 二度と会えない。」と語っている。 *10
  9. 二匹の猫の為のエチュード
    • 一度録音した音源をスピーカーで鳴らし、その前でメンバーが生活音を鳴らしている状態で再度録音されている。
    • この曲を作ったエピソードとして、「ウチに二匹猫が居て、 いまは三匹になったんだけど、ギター弾くと嫌がるんですよ。 一匹は平気なんだけど、もう二匹は弦をポンって触るだけでも逃げちゃうんですね。で、そいつが嫌がらない曲を作ってやれないもんだろうかと思って。 昼間日向ぼっこしてて、でも俺がギター弾くと逃げてくんだよ。 それをなんとかならないかなって気持ちで作った」「 マリオとルイージとピーチってのが居て、マリオが駄目なんだよね」と語った(残念ながらこの曲でも逃げてしまったらしい) *11
  10. singing in the rain
    • 本曲と『自由も孤独もいらなくなって」 は2009年の夏フェス (ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009?) に出た帰りの車の中で詞ができ、その日のうちに「自由も孤独もいらなくなって」が、次の日に「singing in the rain」が作られた。(2009年8月ごろ) *12
    • 門田はこの2曲について、「(上記フェスに出演して)見てる人達や演ってる人達が楽しんでる感じが凄く胸に響いてしまったんだよね」。「10何年と音楽をやってきて、ハッキリ言って俺達が居る所って、 3年だか2年で来れる人は来れる距離なんだよ。俺達は凄く遠回りしてここまで来た」。「何で俺達って」「才能があるって」「言われてんのに、ここまでしか来れないんだろう?って」「何でこれが人には分からないんだろうって」「たまにそういう風に考えてしまう」ことがあった。しかし「それが何かぶっとんだ瞬間があったんだよね、 去年の夏」「自分達がやってることがなんら遜色が無い事に確信が持てた」「俺は何か劣ってるのか?って疑問に思った時もあったけど、 全く無いんだなって確信できた」。その気持ちが含まれていると語っている *13
    • 『singing in the rain』…同名のミュージカル映画雨に唄えば」が存在する
  11. 自由も孤独もいらなくなって
    • 2009年8月ごろ作られた。
  • CD EXTRA
    1. 陽だまりを越えて (Music Video)
    2. Born Again (Music Video)

クレジット

  • 参加アーティスト
    • 門田匡陽: Vocals, Electric&Acoustic Guitars, Bass, Keyboard, Harmonica & Chorus
    • 内田武瑠: Drums, Percussion & Chorus
    • 伊藤大地: Percussion & Chorus
    • 河相巧矢: Electric Guitar
    • 菅原将之: Bass
    • 小牟田 "チャーリー" 聡: Keyboard
# Gt. E.Ba. Key. Drums etc.
#1 門田, 河相 菅原 小牟田 内田
#2 門田 菅原 門田 内田
#3 門田 菅原 内田
#4 門田, 河相 菅原 小牟田 内田
#5 門田 門田 門田 内田
#6 門田, 河相 菅原 内田
#7 門田, 河相 菅原 内田
#8 門田 菅原 内田 Perc.&Cho. 伊藤
#9 門田 菅原 内田
#10 門田
#11 門田, 河相 菅原 内田
#12 門田 菅原 内田 Backing Vo. 門田, 内田, 伊藤, H.P.S. & Terachang *14
役割 名前
All Songs Written and Composed by Masaaki Monden {門田匡陽}
Produced and Arrangement by Good Dog Happy Men
Recorded & Mixed by Hideyuki Matsuhashi {松橋秀幸} (birdie house) *15
Assistant Engineered by Shunsuke Kitayama (birdie house), Kei Iiduka {飯塚啓} (GROOVE ONE)
Mastered by Jyunji Koizumi {小泉純二} (Bunkamura studio)
Recorded & Mixed at ABS Studio, FOLIO Studio, ROJAM studio & SUGAR MUSIC STUDIO
Mixed at ABS Studio & PLAZA STUDIO
Mastered at Bunkamura studio
Artwork Designed by Tomohiro Yoshii {吉井智広}
Original Artwork painted by Takeru Uchida {内田武瑠}
Music Video Direction Yoshiobu Honda {本田義信} (VISUAL SIGNS)
Production Manager Syuhei Aizawa {相澤周平} (VISUAL SIGNS)
Authoring Noriko Sakakihara (avex marketing inc.)
Special Thanks to Higesan, kawakitasan, takematsusan (TOWER RECORDS), Tatsuya Kojima (avex marketing inc.), Chiyo Otsuka {小塚千代} (birdie house), Kiyoshi Teranishi {寺西潔} (MY MUSIC), Satoshi Morishige {森重悟志} (Studio Fine), Yukio Kobayashi {小林由紀夫} (3rd Stone From The Sun), Shuhei Onda {デザイナー?}, Suzukisan {鈴木等} (Moridairagakki), Teradasan {寺田宏幸} (MUSICA), Saisusan {斎須秀一}, Mittsuuu, Mizunon {みずのん *16}, Otsukasan {大塚智昭} (LOFT), atosan, GREENS CORPORATION, JAILHOUSE, DISKGARAGE, creativeman production, oxi studio
General producer Hiroaki Ito {伊藤宏晃} (tearbridge production)
Management supervisor Hidemi Ino, Miki Kaneko (tearbridge production)
Manager Hitomi Shirasuna {白砂瞳} (tearbridge production)
Artist Promotion Takeshi Nagakawa {永川昴}, Yukiko Takai {高井由紀子}, Takashi Numa {沼喬志}, Emiko Nagase {長瀬恵美子}, Chihiro Mayumi, Shota Yokoyama {横山翔太}, Hitoshi Haga {芳賀仁志} (tearbridge production)
Artist Desk Mayu Kasano {笠野まゆ}, Hiroko Oriyama {折山浩子} (tearbridge production)

関連記事

その他

  • TOWER RECORDS及びDISKUNIONにて購入者特典のCD-Rが配布された。(The Lunch / The Night参照)
  • このアルバムから「All Bet」のMVが制作されている。
  • 歌詞カードについて
  • アルバム名について、門田はこのアルバムが「誰かとふざけて話してて、笑いあって幸せだなって思う瞬間とか、そういう瞬間に内心心の中では祈ってる感じ。 「ああ、俺達のこの時間がずっと続けばいいな」 とか、そういう音楽」であり、「光や希望に満ち満ちたっていう意味じゃなくて、「瞬間」のフラッシュ」を意味していると語っている *17
  • アルバムの方針について、門田は「 「The Light」はこの2年2ヶ月があったからか、その・・いっぱい曲が溜まってて、」「アルバムの為に作った曲が半分くらいで、残りの半分は今までに作ってた物だと思う」「打ち込みでやれるような曲もあったけどね。 そういうのは外した」、「とにかく、 何もテーマを作らなかった」「安っぽくてダサイ音楽は絶対やりたくないと思ってたから、 凄く聖なる音楽をやりたいなと思ってた」「自分の心の中で憎しみとか落ち込んでしまう部分とか病んでしまう部分とか、そういった所は出てこなかった」と発言している *18
  • 直近のシングル曲が収録されていない理由について門田は、「録った時期もエンジニアさんも違かったし、そこで想定してた音作りって 「The Light」 とは違う」 *19 、シングルに収録されている表題作以外に自信があるため、アルバム発売後もシングルを買って聴いてもらいたい為だと語っている。 *20
  • デジタルレコーディングした音源をテープレコーダーに通して録音しなおすことで、アナログ感のある音にしている *21

*1:Quip vol.59

*2:Quip vol.59

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*7:Quip vol.59

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*10:Quip vol.59

*11:Quip vol.59

*12:Quip vol.59

*13:Quip vol.59

*14:レーベルのスタッフ。

*15:birdie house inc. | レコーディング・エンジニア参照。ABS Studio、Bunkamura studioはbirdie house運営のスタジオ。

*16:水野。元新宿ロフトのステージマネージャーで、門田のステージスタッフを担当している。

*17:Quip vol.59

*18:Quip vol.59

*19:Quip vol.59

*20:Quip vol.59

*21:「The Light」で大活躍したスチューダーというメーカーのA820というテープレコーダーです。「The Light」は一日3回聴いても全く苦にならない良い音なんですが、それはこいつの魔法がかかっているからなんです。一回録音したものをこいつに通すことによってアナログ独特の太くてあったかい音になるんです。」 GDHM Diary 2009年9月28日